目次
いざ実践!商品をリペアしてみよう
今回は仕入れた商品を実際にリペアをしていく実践編です。
それだけではなくちょっとしたひと手間で他の出品者との差別化をはかり、売上が伸びる方法も大公開していきますのでぜひ最後までご覧ください!
いま一度、必要品編でご紹介した最低限の道具があるかを確認してください。
もしまだ必要品編の記事を読んでない方は下記のリンクよりご一読をおねがいします。
必要品編の記事はこちら
-
初心者でも稼げる、ハイブリッド物販を始める準備をしよう【必要品編】
続きを見る
1.仕入れた商品の状態を確認しよう
まずは仕入れた商品の状態を再チェックしていきましょう。
商品の仕入れ先や初心者が仕入れるべき商品の紹介をしている仕入れ編の記事は下記の記事リンクより確認できますので念のため載せておきます。
仕入れ編の記事はこちら
-
ハイブリッド物販の仕入れ先と取り扱うオススメ商品紹介【仕入れ編】
続きを見る
今回扱う商品はこちら↓
『Louis Vuitton エピ手帳カバーPMブルー』です。
一見きれいに見えますが、よく見ると革のスレ(革の光沢感がない)・塗装剥げ・金属メッキの汚れがあります↓
キズによる塗装が剥げています
Louis Vuittonに多く見られる加水分解を起こしている状態です
金属のメッキ部分が汚れで曇っています
状態を確認できたらさっそく取り掛かりましょう。
2.商品に付着しているホコリや塵を落とそう
始めは馬毛ブラシを使ってのホコリ落としからです。
力任せでなく優しく、そして表面だけでなく内側のポケット内も行いましょう。
できれば素手ではなく薄手の半透明手袋を装着することをオススメします。
これは自分の手の脂を商品に付けない事と汚れが自分の手に付かないようにする為です。
あとポケット内の狭い場所は100均のチークブラシを私は使用しています、意外と使い勝手がいいので重宝しています。
プラスチック手袋は丈夫で破れにくいのでオススメです。半透明の方が汚れ具合が分かりやすく取り換え時期を間違えません
優しく優しくブラッシングしましょう。強くこすり過ぎると革にキズが付く可能性がありますので注意してください
狭いポケット内は馬毛ブラシの小でも入らないこともあります。ちなみにこのチークブラシはダイソーで購入しました
一応、私の使用しているプラスチック手袋のリンクも載せておきますのでよかったらチェックしてみてください。
3.金属のメッキ部分を磨こう
今回の商品はメッキ部分があったのでプラスαの作業になります。
先ほどの写真でもわかるようにメッキ部分が汚れで曇っていますね、そんな時に私が使うのがこちらのピカールケアーです。

ピカールケアーはテクスチャーが固めなので塗りやすいです。ちなみに私は綿棒で塗ってます

初心者の方は革を保護する為に養生テープを使いましょう。100均の物で充分です
このまま布で磨いて拭き上げてもいいのですが、私が試行錯誤の結果たどり着いたのが金みがきクロスで拭き上げるです。
ピカールケアーと金みがきクロスを使って拭き上げたビフォーアフターをご覧ください!

ブランド品はメッキが使われているケースが多いのであるととても重宝します

この方法だとビックリするくらいキレイになります。ぜひアップにして見てください
4.革全体の汚れを落とそう
ここでは必要品編でも紹介させていただいたコロニルのレザーソープと布切れで革全体をきれいに拭いていきましょう。

布切れはいらなくなったTシャツの切れ端で充分です
全体をまんべんなく拭いていきましょう。
ポケットの中も忘れずにしっかり拭くことが大切です。

レザーソープを適量出して優しく拭いていきましょう

仮にメッキ部分についても大丈夫なのでしっかりと拭きましょう

しっかりと拭き上げれば細かな汚れも落とせます
ここの汚れ落とし作業が後々の仕上がりに影響してくるので、面倒くさがらずしっかり行いましょう。
1度できれいにならなければ2度・3度と繰り返して汚れを落とすことが大事です。
5.革に水分と栄養を与えよう
革の汚れを落としたら次は水分と栄養を与える作業です。
人間もクレンジングや洗顔で顔の汚れをきれいに落としたら化粧水や美容液を使いますよね?
何もせずに放っておくと肌が乾燥して大変なことになります。
これは革も同じです。このデリケートクリームは化粧品で例えるとオールインワンジェルみたいな万能なクリームです。
私は均等に塗れるようにペネトレイトブラシを使いますが、手で塗っても構いません。
厚塗りさえしなければ比較的乾きやすいので、乾いた後に馬毛ブラシで全体をブラッシングしましょう。

全体的にはペネトレイトブラシを使いますがポケットの中などは私も手で塗ります

乾燥後のブラッシングも優しくかけましょう、力任せは厳禁です
6.商品を補色していこう
今回の商品の補色は黒1色だけなのでとても簡単です。
はじめの頃はできるだけ黒単色の補色で慣らしていければベストです。
赤や青などのカラーはその商品の色味に合わせる為に調色が必要となりますので、少しずつ練習していきましょう。

リキテックスソフトのセットに入っているマースブラックを使用します
今から補色で1番大切なことをお伝えします。
それは「絶対に1度で厚塗りしない」ということです。
面倒くさくなって厚塗りしたくなる気持ちもわかります。
しかし、厚塗りは液だれや不自然な仕上がりの原因になるので絶対に避けてください。
薄く塗ってヒートガン(ドライヤーでも代用できます)ですぐ乾かすを繰り返して少しずつ補色していきましょう。

1度に厚塗りすると段差になったり余分な所に補色剤が付いてしまいます、薄くを意識しましょう

私も最初はドライヤーを使っていましたが、ヒートガンに変えたら乾燥スピードが桁違いに早くなりました、ほんとオススメです




私は使いやすいようにスプレーボトルに移し替えて使用しています
これでリペアは一応完成ですので、もちろんこのままフリマアプリに出品しても大丈夫です。
しかし、ここからが記事の題名にもある
「他者との差別化をはかるひと手間」
で売上を上げる内容を大公開していきます!
必見!他者との差別化をはかるひと手間とは
1.革用クリームワックスでもう1段階ツヤ(光沢感)を与える
次の写真を見てください。
左半分にペネトレイトブラシで薄くワックスを1度塗り、乾燥後に馬毛ブラシでブラッシングをしました。
右側と比べて光沢感が出ているのがわかりますか?
これを自分の納得のいく仕上がりまで2度・3度行ってもいいです。
私が色んな革用クリームワックスを試した結果、1番仕上がりに満足したのがこの「サフィールのビーズワックス ファイン ニュートラル」です!念のためリンクも載せておきます。

たった1度の作業でこれだけ違います。2度・3度繰り返せば光沢感はもっと出ますが、何事もやり過ぎには注意しましょう
2.トップコートスプレーでべたつきを抑えてツヤ(光沢感)を持続させる
仕上げとして革製品専用のトップコートスプレーを薄く吹きかけます。
これによって革のべたつきを抑えて光沢感が維持できます。
間違ってもプラモデル用のトップコートスプレーなんかは絶対に使用しないでくださいね!
色んなメーカーがトップコート剤を出していますが私はフェニックスプロさんのスプレー式を愛用しています。
理由としてはスプレー式なので簡単に吹きかけれて仕上がりも良いという所です。

スプレー式は便利ですが周りの養生と換気には注意しましょう
3.このひと手間でどんな結果になったのか
言葉では説明がつかないのでぜひ仕上がりの写真を見てください!
ではどうぞ!!

色に深みと光沢感がプラスされ蛍光灯の光が反射しています

こちらは裏面になります。表面と同じく良い仕上がりです

内側も光沢感が出て高級感が増しています

側面もやはりひと味違って見えますね
ハイブリッド物販において重要項目の1つが写真うつりです!
このひと手間が後々の写真うつりに大きく影響することになってきます。
実際に私もこのひと手間を毎回加えることでお客様からの購入スピードが格段に速くなり、結果として売上アップとお客様の満足度アップにつながっています。
さて、次回は販売編です。
写真を撮るコツや商品の紹介分の書き方、そして高評価をいただける梱包についてをご紹介していきたいと思っています。
次に読んでほしい記事はこちら
-
フリマアプリで売上が爆増した超有料級の『秘訣』教えます!【販売編】
続きを見る